AWSのコストについて
Claude Code を導入してから、個人向けのアプリケーション開発が加速しています。
従来のアプリケーション以外にも、Amazon Bedrock を使ったAI機能を持つアプリケーションを作ることも増えてきました。
Bedrock をはじめ、従量課金のAWSサービスが多いのでコストが気になってきます。
AWS Budgets の予算アラートを使えば、少しでもコストがかかったら通知することが出来ます。
しかし、どのサービスでいくらコストがかかったのか、は通知内容からでは把握できません。
なので Claude Code を使ってAWSで発生したコストをSlackに通知するアプリケーションを作成しました。
元々、Go で CLI ツールを書くためのテンプレートを作っていたので、それを元にAWS のコストを通知する機能を作成しました。
作ったアプリケーションは以下で公開しています。 foresukecom/aws-cost-notifier
自宅サーバにて毎朝10時に実行してみたのですが、何も使っていない日にもコストが発生していました。
コストが発生しているサービスは AWS Cost Explorer …

AWSコスト通知
本アプリケーションではコストの算出に AWS Cost Explorer API を使っているのですが、以下の事がわかりました。
- API を呼び出すたびに0.01ドルがかかる
- アプリケーション内では4回呼出している
なので毎日0.04ドルかかるのは必至でした。
アプリケーションを改善して、1回の実行でかかるコストを0.02ドルまで抑えましたが… 1ドル150円と仮定して、0.02ドルで3円。 大した額ではないですが、毎日実行すると1年365日で1,095円。チリツモな額ですね。
とりあえず日次の定期実行はやめて、AWS Budgets の予算アラートで把握するようにしました。 観測行為が状態を変えてしまうなんて、量子論みたいな事あるんですね。
Claude Code に指示を出す際は、API のコストについても意識してもらうように、CLAUDE.md に書いておきます。